信用・信頼されてこそ人生- 沼尻産業株式会社 50年社史 –

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沼尻産業株式会社様

発行人 代表取締役社長 沼尻 年正様

2012.6.26刊 A4判 60ページ(4色)


本書は、つくば市にある総合物流グループ沼尻産業(株)様の創業50年社史です。 同社を創業する沼尻家の前身は、戦前から茨城県谷田部町(後につくば市に合併)の農家でした。戦後、沼尻家は生産した野菜をオート三輪で東京の青果市場に運んでいると、近隣の農家からうちの野菜もいっしょに運んで欲しいと頼まれて、その運送を引き受けたことが運送業としてのスタートになりました。

やがて、筑波研究学園都市計画の発表と共に、周辺は農村地帯から都市化への開発が進みます。 同社はこの環境変化を捉えて、1962(昭和37)年運送業として創業に踏み切り、1964(昭和39)年、水戸陸運局で運送事業の許可を取得し、本格的に運送業に参入していきました。

70年代、同社はこの周辺に進出した大手住宅メーカーの物流を一手に引き受けて、成長軌道に乗ります。 やがて、1985(昭和60)年「科学万博ーつくば ’85」が開催され、常磐自動車道の谷田部-柏間の開通など、周辺の都市化開発に拍車がかかり、研究学園都市には大手企業の研究所が次々に進出してきました。 80年代、同社は大手精密機器メーカーの物流を一手に引き受け、周辺に次々に物流倉庫を建設していきました。

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やがて、同社は90年代~2000年代には、病院カルテの保管や配送サービスの 「インターファイルつくばセンター」の新設や、秋葉原~つくば間を走る新しい鉄道、つくばエクスプレス開通によるつくば市の人口増を見越して、「キャメル引越センター」、「暮らしの倉庫」、「クイックオフィス」の新設により、生活者物流に次々に新事業を展開していきました。

同時に2000年はじめ、新たに食品物流への参入に挑戦します。 最初共配センター設立に参加し、従来のメーカー物流とはまったく異なった業態の 食品業界の慣行を、全社一丸となって修得し軌道に乗せます。 続いて、三温度帯の低温物流倉庫を建設し、3PLの食品物流で確固とした地歩を固めます。

2009(平成21)年沼尻博会長は、地域貢献や業界活動が評価され「旭日小授章」を受章しました。

2011年、3.11東日本大震災直後、つくば市からの要請に応えて、福島県相馬市への支援物資の運送を担当しました。

また、同社は3.11大震災直後の4月、予定通り三代目沼尻年正氏に社長継承を行いました。 この年、創業50年記念に向かって、四つのプロジェクト「記念式典部会」「社史編纂部会」「社会貢献部会」「広報部会」がスタートし、2012年6月26日の記念式典に向けて活動を推進しました。

2012(平成24)年6月26日 つくば市のホテルグランド東雲で、来賓総勢500名を お招きして、盛大な50年記念式典を挙行しました。 その時、記念品としてこの『信用・信頼されてこそ人生 沼尻産業株式会社 50年社史』を来賓の方々に配布しました。

なお、この記念史には、ビジュアル年表「沼尻産業50年の歩み」と全社員の氏名と笑顔の写真「沼尻産業を支えるスタッフ」が盛りこまれ、他社社史にはみられない内容になっています。

ビジュアル年表「沼尻産業50年の歩み」

ビジュアル年表「沼尻産業50年の歩み」

沼尻産業株式会社様ホームページ http://www.numajiri.co.jp/

「信用・信頼されてこそ人生 – 沼尻産業株式会社 50年社史 -」 目次

発刊の辞

経営理念

来賓祝辞

沼尻産業グループ50年の歩み

50年を創り支えた人々

感謝を捧げ、次の沼尻産業グループの発展へ

創業の精神を元につくばと共に未来を育む

沼尻産業グループを支えるスタッフ

沼尻産業グループの紹介

対談「信用・信頼されてこそ人生」

編集に寄せて