お客様から寄せられた声

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手がけた社史、創業者伝はこの世に2つとないオリジナルな書籍です。これまで出版されたお客さまの会社は東京以外の地域もあり、その業種・業界も実に多様です。

そして、出版のためお会いした企業の経営者の皆さまは、戦後の混乱した社会の中でから、独立して、変化の激しい時代を力強く経営に取り組んでこられました。そうした経営者の皆さまの姿に、私は心からrespectを抱いています。

ここに寄せられたお客さまからのコメントは、出版の動機や目的を中心に紹介しています。

 

 

創業者伝:東京 機械メーカー S社長

創業30周年の記念式典で社員や来賓に配布する創業者伝を刊行しました。わが社は製造拠点を国内に置き、市場は国内よりアメリカなど海外が少し上回る比率の事業展開でした。

企業は30年くらいたつと、創業者の志や事業基盤をつくるまでの様々な苦労を知らない社員が増えていきます。そこで、事業を継承した世代や若い社員が、今後環境変化が激しい中で、困難な問題に遭遇した際、記録された創業者の足跡や取り組みを再確認して前進するよりどころにして欲しいと考えましました。

30周年誌の出版以降、わが社はリーマンショックの厳しい試練を乗り超えて、海外の生産拠点など新戦略を打ちだし40周年に向けて、全社をあげて「どう変わっていくか」をテーマとした取り組みが始まっています。


社史と創業者伝:静岡 運輸倉庫業 S会長

出版を勧めてくれたのは社長である息子でした。最初私は本を出すような立派なことをやって来たわけではないと、いったん辞退しました。しかし、他に熱心に出版を勧めてくださる方も現れ、出版することにしました。50年近い会社の歴史には、辛かったこともいくつかありました。

若い世代がこの本を読んだ時、それらを客観的に書き残すことが重要だと思いました。そして、それは私の役目であると思って掲載しました。この本を出版してよかったと思っています。


創業者伝:富山 製薬会社 T社長

父である創業者が亡くなって3年が経過しました、現在の新入社員や入社歴の浅い社員は、創業時代の父や先輩社員がどんな風にわが社の基盤を作って来たか、ほとんど知る機会がありませんでした。

そこで、彼らに創業から現在までの50年の足跡を知ってもらうため、創業時から父と共に働いてくださった先輩の体験を中心に、創業者の回想記として出版することにしました。判型をA4判で読みやすくし、いつでも社員がページを開くことができるデザインにしました。その後、先輩社員が逝去されることもあり、この時点で出版してよかったと思います。


創業者伝:東京 Macデザイン全般、医療系イラスト製版デザイン A会長夫人

私は主人と一緒に会社経営に携わって30年以上が経過しました。会社は次期社長が継承し、主人が会長に就任したのをきっかけに、出版することにしました。出版記念パーティを開き、来賓や社員の方に寄贈することが出来て、ほっとしています。

この本を読んでくださった友人から「お二人の人生は山あり谷ありだったけど、それを乗り越え、いまのお二人の穏やかな日々があるのね」とうれしい感想をいただきました。


社史:東京 電子関連の機械メーカー K社長

創業者でいまは亡き会長は、この60年社史の完成をまたずして亡くなりました。会長は生前、社史の完成をたいへん楽しみにされていたのです。

この社史には、会長の生前から、戦後消費者向け商品を開発して大ヒットをとばした時代。やがて経営難に陥り、何とかそこから抜け出して、新たな産業用機械を開発し、再び浮上する事が出来たわが社の力強い物語が綴られています。私は社員ともに墓参をして、会長の霊前にこの社史が完成したことをご報告しました。


社史:和歌山 食品メーカー H社長

最初は二代目の私がパソコンに向かいながら、わが社の歩みを原稿にまとめました。その原稿を親しい第三者に読んでもらうと、このままでは読みにくい。読みやすくするには、編集の専門家に手伝ってもらったほうがよいと勧められました。

当初は簡易印刷・製本を考えていましたが、社内の幹部は今後、残るものであり、若い社員にも読んでもらうため、きちんとした本にしようということになりました。そこで、創業者の手記を盛りこみ、古い写真を引っ張り出して載せ、年表も加えました。途中の原稿の確認では何度も読み返して、本格的な社史となりました。完成した時は感慨深いものがありました。


社史:東京 映像情報関連の製品メーカー M会長夫人

私は東京に戦後進駐軍がいた頃、いまは亡き主人と流通・小売業を始めました。その後、流通業から映像情報関連機器のメーカーに事業を転換しました。メーカーとしてお客様に恵まれ、やがて新しい分野に挑戦し、続いて新分野で高品質のものづくりを展開することが出来ました。その結果、お客様から高い評価をいただています。

いまは、三代目の孫が会社を継承しています。亡き主人は生前社史の出版を計画していましたが、病に倒れて亡くなり、その夢を果たせませんでした。ことし主人の1周忌に際して、亡き主人の夢をカタチにしようと思い切って出版に取り組んだ結果、式典に間に合わせることが出来て、喜んでいます。


社史・創業者伝:静岡 制御盤・太陽光発電 S会長

私と父二代にわたる社史と創業者伝を出版することにしました。この企画がスタートした時、私は体調を大きく崩し、その回復の見通しがたちにくい状態でした。しかし、諦めることなく治療を続けながら本の完成に努力しました。さいわい治療効の果があったのでしょう、健康を取り戻すまでに回復しました。あの時、思い切ってこの出版に取り組んで良かったと思っています。


社史・創業者伝:東北 環境関連装置 T社長

東日本大震災でわが社は本社の建物が流失する被害を被りました。そういう中で、創業者である父は私へ事業承継を決めました。この二つの大きな出来事をきっかけとして、わが社の40年の歴史をまとめ、次の50年につなげようと思いました。

社史編さんでは、予想はしていましたが、写真の収集が大きな課題になりました。しかし社員たちが熱心に写真を集めてくれて、読みやすい紙面にまとめることが出来ました。手伝ってくれた社員も完成した社史を喜んでくれ、出版してよかったと思っています。


社史:東京 医薬業界でのPR用コンテンツ 医薬・医療機器情報 W会長

わが社の創立は戦前のことでした。創業者は戦後いち早く新聞広告の版下制作の仕事を再開し、軌道に乗せることに成功しました。そして高度経済成長の勢いにのって、事業は成長を続けていました。ところが、創業者が急逝してしまいました。残った遺族や社員でその後の経営にあたることになりました。やがて、三代目を継いだ長男も重い病に倒れ、会社は危うい事態に陥りました。

そこで、会社再生に向けて専門家の指導のもと、非同族の私が社員の中から四代目を継承することになりました。その後、わが社は10年を経て次の世代が五代目継承しました。その6年後、第六代目へバトンを渡しました。四代目以降は非同族の継承になったのです。私は約70年にわたる会社の歴史をまとめ、亡き創業者や先代の社長に社史出版の報告をすることが出来ました。


社史:東京 小物家電メーカー N会長

創業50年を迎えたわが社の創業は、1964年の東京オリンピックが開催された翌年のことでした。独立する前の10年間の勤務時代に積んだ経験と人脈が功を奏して、すぐ事業を軌道に乗せることができました。やがて、OEMでアメリカのメーカーやデパートからの注文が殺到しました。この時厳しい品質基準を求められ、非常に苦労しました。

この時の経験を忘れず、以来品質重視の会社という評価をいただいて来ました。やがて、海外工場を展開する際にもこの伝統を活かして定着させることが出来ました。

私はあるとき大きな病気にかかり、息子へ事業を継承することにしました。こうして、いま創業50周年を迎える事が出来て感無量です。そういう気持ちを込めて、50周年記念誌を出版しました。


創業者伝・社史:新潟 食品卸と加工 M社長

会長の父が創業したわが社は60周年を迎えました。近年、環境に配慮した新工場が完成し、操業が始まりました。父は創業の頃、農家に農耕馬を売る仲買人としてスタートしました。やがて、農家から豚を買い上げ、卸売りを始めました。そしていまのブランド豚に出会い卸販売をするようになりました。続いて付加価値を高めるため、加工分野に事業を拡大したのです。

この機会に、父の生涯や会社の歩みをまとめて、次世代に残すことにしました。また、出版したこの本を、新工場完成の祝賀会で来賓の方に献じる事ができました。


創業者伝:東京 ファッション衣料メーカー O社長

父は3年間の衣料品会社での勤務を経て、昭和31年25歳で独立しました。勤務時代から勉強熱心で、休日に産地の八王子の工場を訪ね、織りや染めを学んだそうです。人一倍の努力と消費者の潜在的ニーズをつかむ才能に恵まれた父は、瞬く間にヒット商品を生み出しました。やがて海外ブランドとの提携が成功し、浮き沈みの激しいファッション界で業績を伸ばしていきました。

その一方では採算に乗らない事業もいくつかありました。しかし、そういう場合早期に撤退を決断し、さらに前進する事業家でした。父の足跡は波乱に満ちていますが、学ぶべき点がたくさんあります。これを記録し私たちの世代に残したいと考えて、出版を決めました。


社史:北関東 ロジスティクス A社長

創業50年の式典に向けて、3年かけて社史の編纂をスタートさせました。同時に私が父から事業継承したこともあり、この間わが社は大きなイベントが集中しました。

社史の編さんではビジュアルを意識した仕様で、会社の歴史も写真中心で編さんしました。また、会社の歴史だけでなく、現在のわが社の姿も併せて掲載することで、社員が家族にこの社史を見せて欲しいという願いを込めました。特に、写真選びでは私が中心となって、何回もよい写真を選ぶという根気のいる作業に当たりました。